吉永小百合レコード モノラル盤とステレオ盤の比較

モノラルは、1つのマイクで録音、あるいは1つのスピーカーで再生する方式。ステレオは、複数のマイクで録音し、複数のスピーカーによって再生する方式。ビクター・レコードの流行歌では、1964年3月頃からステレオ盤が主流となった。それまでは、両方式のレコードが存在する。
また、モノラルの録音をステレオ化するデュオ・フォニック(擬似ステレオ)したものもある。方法は、ディレイで片チャンネルの信号を微妙にずらしたり、イコライザーで左右で違うフィルターをかけたり、正相と逆相の音を左右に配置してミックスさせたりする。
モノラルは、音の定位が中央に固定され、低音がすっきりした印象がある。ステレオは、空間の広がりが表現され臨場感が得られる。同じ楽曲でもその違いが感じられるので、比較して聴いてみては如何だろう。例えば「いつでも夢を」は、吉永小百合が先に録音し、後で橋幸夫が録音したことが知られている通り、ステレオ版がマイクのセッティングによって不自然な定位となっていて、デュオ・フォニックなのが分かる。「若い東京の屋根の下」は、ステレオで録音されたが、シングル盤はモノラルで発売された。モノラル版の場合、音量バランスは良いが音の広がりが感じられない。
下表では、モノラルのシングル盤に対し、ステレオ盤の収録作品を一覧する。

モノラル盤とステレオ盤の比較
作品名
(発売日)
ステレオ
吉永小百合集
(63-04)
コンパクト盤
寒い朝
(63-09)
コンパクト盤
伊豆の踊子
(64-01)
ステレオ・ハイライト
(64-03)
コンパクト盤
光る海
(64-05)
コンパクト盤
フレッシュ東京
(64-07)
ステレオ・ハイライト
第2集
(64-07)
コンパクト盤
いつでも夢を
(65-?)
寒い朝
 (62-04)
     
人の知らない花
 (62-04)
      
草を刈る娘
 (62-07)
     
サンタ・マリアの鐘
 (62-07)
       
いつでも夢を
 (62-09)
     
虹子の夢
 (63-01)
       
泥だらけの純情
 (63-01)
     
雨の中に消えて
 (63-03)
      
太陽はいつも
 (63-03)
     
若い東京の屋根の下
 (63-04)
     
伊豆の踊子
 (63-05)
  ●     
花だより
 (63-05)
  ●     
嫁ぐ日まで
 (63-08)
       
天に向って
 (63-08)
  ●      
君よ夕陽は沈んでも
 (63-09)
      
波浮の港
 (63-10)
      
美しい暦
 (63-10)
      
若い歌声
 (63-11)
     
花は呼んでも
 (63-11)
       
光る海
 (64-01)
      
こんにちわ二十才
 (64-01)
       
フレッシュ東京
 (64-02)
      
ことしの春
 (64-02)
       


(c)J.Shinshi
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