DVD-Videoを発売順に紹介します。日活から続々と販売されることを期待しています。
男はつらいよ・ 柴又慕情 cat#:DKS-009 発売:松竹/東芝 販売:SHV松竹ホームビデオ 発売日:1997-12-10 |
原作・監督:山田洋次
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コメント:金沢で出会った歌子に心を奪われた寅次郎。奮闘努力にもかかわらず、歌子に恋人との結婚話を打ち明けられ、キャッチコピー『ほら見なよ、あの雲が誘うのよ、ただそれだけのことよ。』と静かに身を引く。 |
男はつらいよ・ 寅次郎恋やつれ cat#:DKS-013 発売:松竹/東芝 販売:SHV松竹ホームビデオ 発売日:1998-03-25 |
原作・監督:山田洋次
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コメント:津和野で再会した歌子は、夫と死別したという。早速柴又のおいちゃんの家に下宿させ献身的に世話をするが、キャッチコピー『兄ちゃんは恋をしたんじゃねぇ。ただ、あの人が幸せになればいいな。そう願っただけよ』と、またも失恋。 |
霧笛が俺を呼んでいる cat#:DVN-3 発売・販売:日活 発売日:1998-09-04 |
監督:山崎徳次郎
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コメント:『むせぶような霧の中で謎とロマンが溶け合う、日本映画界の黄金期を代表する傑作ミステリー』 新人の小百合ちゃんが初々しい。 |
キューポラのある街 cat#:DVN-4 発売・販売:日活 発売日:1998-09-04 |
監督:浦山桐郎
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コメント:キューポラとは、鋳物の材料・銑鉄(屑鉄)を溶かす熔銑炉のことである(解説に書かれているのは間違いです)。1962年度の作品で、当時の社会問題が種々織り込まれていて、深く考えさせられた。また、『明日があるから生きてゆける』と明るく、健気で、ひたむきな小百合ちゃんに惹かれ、サユリストの造語が生まれたのもこの作品がきっかけである。吉永小百合の日活時代の代表作と言われている。 |
あゝひめゆりの塔 cat#:DVN-20 発売・販売:日活 発売日:2000-07-19 |
監督:舛田利雄
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コメント:太平洋戦争末期の沖縄で、臨時看護婦として従軍した「ひめゆり部隊」の悲劇は、何度も映画化されている。この作品では、アクション映画監督である舛田監督の特長が現れ、戦闘シーンのリアル感が戦争の恐怖を表現されているところに他の作品との違いがある。 しかし、現代の若者に国体(天皇および皇族)を守るために命を顧みないで死んでゆく人達を理解できないだろう。原爆のように被害の面を戦争ととらえるのではなく、狂気として考えるためにも観て欲しい作品である。 |
まぼろし探偵 DVDベストセレクション cat#:SVBS-1002 発売:スバック 販売:エスモック 発売日:2000-12-22 |
監督:近藤竜太郎
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コメント:「あの懐かしのヒーローが帰ってくる。」 でも、お目当ては「さくらちゃん」ですね。主役の進君より人気のあった吉野さくらちゃんは、中学生の吉永小百合ちゃんです。日活でデビューする前で現存する映像では、最も古いものです。 |
長崎ぶらぶら節 cat#:DRTD02013 発売・販売:東映ビデオ 発売日:2001-03-09 (レンタル) |
監督:深町幸男 レンタル・リリース! |
コメント:「男は無限の夢を見た。女は生涯、無償の愛に生きた。」のキャッチコピーだが、至上の愛を与える愛八の姿勢が感動を呼ぶ。 吉永さんの熱演は、ブルーリボン賞主演女優賞に輝いた。 |
長崎ぶらぶら節 cat#:DSTD02013 発売・販売:東映ビデオ 発売日:2001-08-10 |
監督:深町幸男
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コメント:「男は無限の夢を見た。女は生涯、無償の愛に生きた。」……。この映画では、男の存在は希薄である。至上の愛を与える愛八を熱演した吉永さんは、ブルーリボン賞主演女優賞、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞に輝いた。 |
女ざかり cat#:DA0119 発売・販売:松竹ビデオ事業室 発売日:2001-09-21 |
原作:丸谷才一
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コメント:弓子は、家庭部の記者として新聞社に20年近く勤めてきた。そして、ついに念願の論説委員となった。早速、初日に社説を任されたのだが、その社説が思わぬ波紋を広げていく。 政界の暗部を、テンポの速い演出と特殊メイクで描く大林監督の新境地。また、第49回毎日映画コンクールで、主演女優賞に輝いた吉永さんの演技にも注目。 |
夢千代日記 全集 cat#:PIBD-7106 発行:NHKソフトウェア 発売:パイオニアLDC 発売日:2001-12-21 |
作:早坂暁 Disk 1 : 第一回、第二回、第三回 |
コメント:NHKドラマの名作。被爆二世という病を背負いながらも、ひたむきに生きる夢千代と、山陰のひなびた温泉町で交差する人の心やさしさを叙情豊かに描かれる。 第14回テレビ大賞優秀番組賞、第8回放送文化基金賞奨励賞・受賞 |
続・夢千代日記 全集 cat#:PIBD-7107 発行:NHKソフトウェア 発売:パイオニアLDC 発売日:2002-02-22 |
作:早坂暁 Disk 1 : 第一回、第二回、第三回 |
コメント:「私の命はあと2年です。ふいに誰かを好きになりたい。誰かに好きになって欲しい思いがこみ上げてきました。自分でもうろたえるほどにこみ上げてくるのです。」 家出してきた少女と彼女の元教師の出現を機に、山陰の温泉町に生きる夢千代と心優しい人々を叙情豊かに描く続編。 |
新・夢千代日記 全集 cat#:PIBD-7108 発行:NHKソフトウェア 発売:パイオニアLDC 発売日:2002-03-22 |
作:早坂暁 Disk 1 : 第一回、第二回、第三回、第四回 |
コメント:「どうか私に助けさせて下さい。私は治らない病気を持った人間です。助けばかり、よんでいる人間です。ですから、誰かの力になりたいんです。」 自分の名前も思い出すことが出来ない男と、忘れようとしていた過去を辿り、逃れられぬ運命と向き合う夢千代。シリーズ第3作。 |
千年の恋・ひかる源氏物語 cat#:DRTD02119 発売・販売:東映ビデオ 発売日:2002-06-14 (レンタル) |
監督:堀川とんこう レンタル・リリース! |
コメント:悠久の時を越えてなお、人々に愛され続ける『源氏物語』の世界が新しい解釈で誕生。 |
千年の恋・ひかる源氏物語 cat#:DSTD02119 発売・販売:東映ビデオ 発売日:2002-09-21 |
監督:堀川とんこう
●特典映像:製作発表、World Premiere in Hollywood、初日舞台挨拶、データファイル、ポスターコレクション、劇場予告、TVスポット |
コメント:物語の書き手・紫式部と、物語の主人公・光源氏のそれぞれの世界を交錯させながら、幻想世界を描いている。着想は素晴らしいのだが、史実と異なる解釈があるので、鵜呑みにしないこと。 |
風と雲と虹と 総集編 cat#:ASHB-1114 発行:NHKソフトウェア 発売:アミューズソフト販売 発売日:2003-01-24 |
原作:海音寺潮五郎 Disk 1 : 前編 |
コメント:NHK大河ドラマ。平安時代の都で、藤原氏が栄華を極める一方で、民衆は悪政と搾取に苦しんでいた。その世に権力に敢然と弓を引いた平将門と藤原純友の物語である。吉永小百合さんの演じた貴子も、紛争の渦に巻き込まれて行く。 |
電光石火の男 cat#:DVN-57 発売・販売:日活 発売日:2003-03-21 |
監督:野口博志
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コメント:トニーこと赤木圭一郎の「拳銃無頼帖シリーズ」の第二弾であるが、前作の続編ではない。つづく「不敵に笑う男」も続きではないというシリーズもの。日活のお家芸の無国籍アクションである。小百合ちゃんの日活デビュー作として必見。 先日、「DIG The Nippon」宣伝の宍戸錠さんのトークショーで、当時、調布警察署で拳銃を借りて撮影したとの発言があったが、私も調布警察署に何時も遊びに行っていて、拳銃を触らせてもらったことを思い出した。現在では考えられない良き時代であった。 |
華の乱 cat#:DSTD02197 販売:東映、発売:東映ビデオ 発売日:2003-06-21 |
監督:深作欣二
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コメント:『はげしく咲いた女たち。やさしく散った男たち。』のキャッチフレーズで、永畑道子の「華の乱」と「夢のかけ橋」を映画化。歌人・与謝野晶子を中心に、大正時代の多彩な人間模様と波乱に満ちたドラマをハイテンポに描く。撮影・木村大作の映像美も素晴らしい。 |
小百合日和 cat#:PCBE-50658 制作・発行:朝日新聞社・スプーン 販売:ポニーキャニオン 発売日:2003-08-22 |
監督:山本泰彦
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コメント:三井ホームのCM未公開映像を中心にしたイメージビデオで、「詩写・吉永小百合」写真展で好評だったものを作品化された。自然の美しい景色に溶け込んだ吉永小百合さんは、映像詩を観賞しているようで、リラックス効果満点です。 |
不敵に笑う男 cat#:DVN-63 発売・販売:日活 発売日:2003-10-24 |
監督:野口博志
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コメント:トニーとジョーの「拳銃無頼帖シリーズ」の第三弾であるが、前作の続編ではない。トニーの竜とジョーの謙の絶妙な絡み合いと、ヒロインの笹森礼子の登場で、シリーズ中で最も面白い作品となっている。小百合ちゃんがトニーの妹役で重要な役を演じているのも注目したい。 |
樅ノ木は残った 総集編 cat#:ASHB-1262 発行:NHKソフトウェア 発売:アミューズソフト販売 発売日:2003-11-21 |
原作:山本周五郎 Disk 1 : 前編 |
コメント:NHK大河ドラマ。仙台の伊達家にお家騒動が起こる。伊達藩取り潰しを謀る幕府と藩内での不穏な陰謀の中で、家老原田甲斐はお家安泰のために奔走する。その甲斐が唯一心を許す宇乃を演じる吉永小百合さんが可憐である。 |
細雪 cat#:TVD2786D 発売:東宝 発売日:2004-03-26 |
監督:市川崑
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コメント:花と染まれ、女たちよ…… 戦争の足音が日本中を覆いはじめた頃、大阪船場の名家蒔岡一族の美しい四姉妹は、満開の桜のような優雅さで時代の幕を閉じようとしていた。文豪・谷崎潤一郎が戦時中の発禁処分にもめげず完成された最高傑作を、巨匠・市川崑監督と女優・吉永小百合の心のうつろいを妖しく演じた傑作。 |
つる -鶴- cat#:TVD2790D 発売:東宝 発売日:2004-04-28 |
監督:市川崑
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コメント:雪国に伝わる民話を元に、吉永小百合の映画100本記念作品として企画、名匠・市川崑が詩情豊かに描いた珠玉作。木下順二の名作戯曲「夕鶴」を映画化したかったのであるが、山本安英のためだけの戯曲作であるため許可が得られず、和田夏十の人形劇のための脚本を元に書き直されたものである。そのためか、ラストシーンで本当に鶴に変身してしまうという無理が生じてしまった。 |
青春の門 cat#:TVD2973D 発売:東宝 発売日:2004-10-29 |
監督:浦山桐郎
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コメント:筑豊の大自然の中、たくましく生き抜く人々の姿をダイナミックに描く五木寛之原作の大河ドラマ。タエをめぐって炭鉱労働者の伊吹重蔵とヤクザの塙竜五郎の争い、炭坑の落盤事故で坑夫たちの救出に向かい、犠牲になった重蔵と友情で結ばれた竜五郎。タエは、信介を女手一つで育てられるものの、やがて体を壊してしまう。タエと信介は、竜五郎の世話を受けるようになる。 |
黒い傷あとのブルース cat#:DVN-84 発売・販売:日活 発売日:2004-12-21 |
監督:野村孝
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コメント:小林旭のレコード「黒い傷痕のブルース」のヒット曲を映画化したもの。元ヤクザの渡三郎は、身代わりの刑期を終えて出所し、事件の真相を探り出す。途中に出会った可憐な少女を吉永小百合が演じている。その少女の父親が事件の張本人であったという展開の後、再会を約した横浜のレストランに居る少女を確認して静かに立ち去る渡三郎が哀愁を帯びて格好良い。 |